個別銘柄の分析をいくらしても、結局、マーケットの市況が総崩れになると必ず価格が下がります。
投資家がリスクオフとして、ありとあらゆるものを売って、キャッシュポジションを増やそうとするからです。
現在は、アメリカも日本も株価は比較的高い水準にあり、いつ調整局面が来てもおかしくない状況です。
これをなんとかして、一部でもヘッジできないだろうか?と思い、プットオプションを買うことを検討してみました。
1.プットオプションとは何か?
- プットオプションとは、ある価格で、物を売る、権利のことです。
- 僕が今回買ったのは、日経平均のプットオプションです。
- 具体的には、日経平均を20000円で売る権利を買ってみました。
2.日経平均のプットオプションを買うことは、何を意味するのか?
- 今、日経平均は23800円くらいです。
- これを、20000円で売ってしまったら、大損するので、権利は持っていても行使はしません。
- ですが、仮に、2週間後に突如イベントが起き、急落したとしましょう
- ▲15%ほど急落すると、▲3570円なので、日経平均が20230円まで落ちます。
- 更に、落ちれば、20000円で売れることが、価値を持ちます。
というように、たとえどれだけ急落しても、20000円で売れるので、セーフティネットを張れるということになります。
3.私の投資戦略に対する意味合いは?
- 今、個別銘柄を2つほど、保有しています。
- これが、マーケットが急落して、株価が下がってしまうと、いくら企業分析しても意味がありません。
- なので、プットオプションという、「保険みたいなもの」を買うことで、マーケットの急落のリスクをヘッジする、という目的です。
- マーケットが急落すれば、たとえ保有銘柄の株価が下がっても、プットオプションの価格が上がるので、一部は相殺できます。
- むしろ、プットオプションの価格が上がった分だけ、保有銘柄を安く買い増しする予定です。
ただ、プットオプションは思ったより高いです。
また、書きながら思いましたが、11月6日にアメリカの中間選挙があるので、さすがにそれまでは株価を保つ力が強く働くので、マーケットが崩れる心配をする必要はないような気もしてきました。プットオプションは、「掛け捨て型の保険」みたいなものなので、何も無ければ保険料だけ損して終わりとい構図です。さて、掛け捨ての保険料を払うべきだろうか?
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