国分さんが書いたリーダーシップの心理学という本を読んでます。いくつか気づいた点を備忘録としてメモに残します。
1.リーダーを務めるということは、ある程度、一人ぼっちになる不安・寂しさ・切なさに耐えるということである。
2.リーダーは周りに上手に甘えるべきである。上手な甘え方とは、自分が甘えん坊であることを許容し、甘えた分だけはヒトにお返しする。具体的には甘えた分の成果は、当然全てを部下の功績とするのである
3.不遇の時代、ヒトは世を恨みがちである。そして、自画自賛したくなる。人が認めてくれないので、自分ひとりで気勢をあげる心理である。これは建設的ではない。やがて来るべき日のために、黙々と実力を養っておくのである。リーダーとして息の長い人はリーダー以前の自己研鑽が物をいっている。
4.リーダーの第一の任務は、グループにもメンバーにも意味のある目標を与えることである
5.目標設定で考慮すべきは以下4つの点
- 達成可能な目標であること
- 具体的、測定可能な目標であること
- 意味のある目標であること
- できればメンバーにも参加して目標を決めること
6.リーダーはプロジェクトをいくつかに小分けする、このシェイピングが腕の見せ所である
即ち、大目標をいくつかの小目標にわけ、それぞれの小目標全てが達成された時には大目標も自ずと達成されているように設計する
7.リーダーたるものは、物理的にもリーダーらしく振舞わねばならぬ。サルのようにソファーの端っこにちょこんと座るのではリーダーらしくないし、上座に座るのを躊躇うようではリーダーの貫禄は無い。
8.リーダーも各担当の権限は尊重しなければならない。メンバーがXXしてもよろしいですか?とリーダーに問うた場合、
リーダーは、それは○○君に聞いてくれ。彼がOKしてくれたら僕も異存は無い。と応ずる気配りが必要である。
でなければ、それをワンマンと言う。リーダーがワンマンの場合は、そのリーダーが不在となるや、組織は動かなくなる。
良いリーダーとは、リーダーが居なくても動くグループを作る人のことである。
自己認識を高める。成長して仕事できるようになる。ヒントはこちらの記事もご覧ください。
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