サン電子は、もしかしたら、おもしろい企業かもしれません。以下に考えたことを書いてみます。
1.まず、どんな事業をやっているのか?
- モバイルデータソリューション: DI(デジタルインテリジェンス事業)が伸びています。犯罪捜査に使う端末、ソフトを提供している
- エンターテイメント: パチンコ屋の機器、部品の製造販売
- 新規事業が4つ
- M2M: マシンtoマシンの、IoT系の事業
- AR: 産業用にARのソフトを実証実験中
- O2O: テイクアウト予約決済アプリを提供中
- VR: ゲームでVRをPlaystation向けに提供開始予定
2.株価はどんな状況か?
- 過去2年間、650円~700円くらいでずっと横ばい。ほとんど放置されている状態
3.今、何が起こっているのか?
- まず、サン電子は、事業構造が入れ替わっていっております。
- 5年前の一番の稼ぎ頭はエンターテイメント。でも、これはもう下降トレンド。ずっと。この先も大きな回復は無いでしょうから、そのうち売却してもらったら良いかと思いますが、。
- その後、モバイルデータソリューションのうち、MLCという事業が100億円以上の売上を作ってきたのですが、この3年くらい下落し続け、4月に売却してしまいました。
- そして、代わりに、売上と利益を作ってきているのが、モバイルソリューションのDI事業
- 過去5年、売上はきれいに250億円前後ですが、でも、事業内容が変わっているのです。よくうまい具合に、落ちるものと伸びるものを組み合わせてフラットにしたものだなと思いました。
- エンタメとMLCに見切りをつければ、DIだけの売上と利益は、それなりにありそうなので、そうしてもらいたいです。
4.更に、何がおもしろいのか?
- ARとVRが、面白いアイテムだなと思います。
- 話題性あるので、何かをきっかけに株価は2倍くらいにはなるのではないか?と思いました。
5.結論
- いろいろ書いていて思いましたが、いまいちな気がしてきました。
- 結局、事業として営業利益をすごい勢いで伸ばしそうな気はしません。VRやARなどで1.5倍や2倍くらいになる可能性があるなあというくらいが、今の見立てです。
- だとすると、50万円くらい、遊びで買ってみるか?というくらいが良さそうですね。
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