イーブックジャパンの収益構造について

イーブックジャパンは、今年25%強の成長を予想していますが、これに伴いどのくらい収益性が向上するのか?を調べてみました。

1.まず、全体の収益性で見ると

  • 2018年度: 売上148億円、営業利益5.8億円、利益率4%程度
  • 2019年度: 売上190億円、営業利益7.5億円、利益率4%程度

です。ですが、よくよく決算短信を見てみると、

2.クロスメディア事業は赤字でした。

  • 電子書籍事業: 売上104億円、営業利益6.6億円、利益率6%強
  • クロスメディア事業: 売上44億円、営業利益▲0.8億円、利益率▲2%弱

3.今年は、クロスメディア事業はほぼ横ばい、電子書籍事業が大きく伸びるので、これを踏まえると、

  • 電子書籍事業: 売上142億円、利益率6%とすると、営業利益8.5億円
  • クロスメディア事業: 売上48億円、営業利益横ばいとすると、営業利益▲0.8億円
  • なんか、会社予想通りで、売上190億円、営業利益7.8億円になっちゃいました、、。

4.もう一つ大きな懸念なのは、アプリ売上はほぼ確実に赤字になることです。

  • アップルに30%ほど利用料を払う必要があるため、です。
  • アプリ売上の利益率は▲25%くらいになると思います。これ、最低ですね、、。
  • アプリ売上が10億円あれば、営業利益▲2.5億円、押し下げます、、。

基本的には、web上で買った方がお得!ということをアピールして、アプリ売上を減らしWeb売上メインで行く戦略のようです。

  • Web上でだけセール企画がある
  • Web上だとヤフープレミアム会員なら、ポイントバックが非常にお得

それにしても、なかなか大変ですね、これは、、。

5.ただ、営業利益はヤフーがコストの一部を負担することで、ほぼ確実に担保してくると思います。既に今回発表の数字がそうなっていました、、。

  • 例えば、人件費が▲2.5億円も減っている、、。実際はそんなわけないので、本来なら営業利益も3.3億円くらいだったはず、、。
  • まあ、ヤフーはこれによって経済圏拡大の効果を狙っているので、win-winだとは思いますが、、。
  • ebookjapanの株主としては、ラッキーとしか言い様がありません、、。


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