東海カーボンの第2四半期決算発表の速報(続き)

東海カーボンの第2四半期決算発表で、説明会までわからないと思っていましたが、今、日経の記事で、黒鉛電極事業の下期の数字がわかりました。

  • 細谷正直取締役は記者会見で、「黒鉛電極事業の営業利益は30倍強の555億円と、想定より70億円程度膨らむ見通し」とのこと

この情報は非常に意味があります。

  • 元々、東海カーボンは下期の黒鉛電極事業の見通しを以下で出していました。
    • 売上:546億円、営業利益286億円
    • 通期では、営業利益486億円の予想でした。
  • 今回は、通期555億円の営業利益と出してます。
    • 上期の黒鉛電極の営業利益が208億円なので、下期の予想が347億円と言うこと
    • 286億円と比較すると、上方修正が61億円、約20%以上、です。

なぜこの情報に意味があるかと言いますと、これは、他のカーボンメーカー、少なくとも昭和電工には当てはまるはずだから、です。

  • もし、今回の東海カーボンの上方修正が、韓国のファインカーボンや、米国のカーボンブラックメーカー買収から来るものであれば、他のカーボン各社には当てはまりません。
  • ですが、上記を見る限りは、黒鉛電極事業が大きな上振れをするとのことなので、これは他のカーボン各社にも当てはまる可能性が高いからです

東海カーボンは、黒鉛電極事業に限って言えば、

  • 営業利益は、上期が208億円、下期が347億円。約1.6倍以上です。
  • 上期の黒鉛電極の単価が、1~3月は7000ドル台、4~6月は1万ドル弱と5月時点の決算発表で言っていました。
  • 上期平均の黒鉛電極の単価が、8500ドル~、仮に8500ドルとしても、為替が108円で92万円です。
  • 上期の黒鉛電極売上が401億円なので、だいたい4.4万トン弱の販売量です
  • 年間で8.8万トン。確か生産キャパシティが9.6万トンなので、稼働率92%くらいのイメージ。もうちょっと作れるはずですが、、、。

下期は、これが1.6倍になるということは、8,500X1.6倍=13600ドル平均くらいで、売価を読んでいることになります。

  • まあ、7~9月が12000ドルで、10~12月が15000ドルなら、平均が13500ドルになるので、可能性としては十分ありえますよね、、。

昭和電工は上期が10000ドル弱の単価で売っていると思うので、下期が13500ドルになれば、最低でも1.4倍くらいの営業利益が出ますね、、。

  • そうすると、黒鉛電極事業だけでも、上期がたぶん530億円くらいの営業利益になると思うので、下期は740億円くらいの営業利益、通期で1270億円。上振れが435億円程度は最低でもありそうです、、。

明日の決算発表で、昭和電工がどこまで正直に通期の上方修正をしてくれるか?がわかりません。保守的に低めの数字を再度出してくるかもしれませんが、いずれにしても、東海カーボンの黒鉛電極事業の下期の上方修正はとてもうれしい材料になりました。

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