東海カーボンが第3四半期の決算結果を発表しました。文句のない内容です。
本当に数字だけ見ると、ほれぼれするような成長です、、、。過去3年を見てみると、
- 2016年12月期: 売上886億円、営業利益11億円
- 2017年12月期: 売上1063億円、営業利益115億円
- 2018年12月期: 売上2300億円、営業利益750億円(予想)
2年間で営業利益を10億円→750億円まで上げる会社は見たことがありません。まさに奇跡みたいです、、。
ですが、前回予想からほとんど変わらずなので、マーケットにはNo surpriseでした。
株価は割高なのか?割安なのか?
- 現在のPERは4.8倍。但し特別利益を除けば、6.6倍くらいでしょうか
- そう考えると、他のカーボン銘柄と比較して、ちょうど良いくらいの株価に見えますね、、。
一方で、2019年の黒鉛電極価格の見通しについて触れています。
- 電極はグローバルで電炉鋼生産の伸び、原材料ニードルコークス逼迫継続、と。
- 同じか更に値上がりする状況が続くことが予想されます。
マーケットがこの情報になんらか反応するのでしょうか?全くわかりません。適当に上下しそうな気がします。
カーボン銘柄はもう全く取引しないつもりです。なぜかと言うと、どうなるか?わからないからです。
- PER6.6倍は、日経平均PERが12~13倍なので、それに比べると低いです。
- ですが、日経平均PERは、今後10年の成長率が数%~5%くらいで見込まれる企業に対して適用されるPERだと思います。
- 東海カーボンは、あと2年くらいは営業利益が同レベルでしょうが、その後は下がる可能性の方がはるかに高いと思います。だとすると、PERが12~13倍になることは絶対にありえません。
- まあ仮に営業利益が半分になったとして、だとするとPERは6.6 X 2倍=13.2倍ですよね。
- でも、営業利益が半分になるというのは何も根拠がないです。たぶん、マーケットも全くわからないんでしょうね。だから、とりあえず半分前後でずっと様子を見るつもりなのではないでしょうか、、。
と言う程度しか私も推量ができません。なので、もっと確率の高い銘柄を探して、そこに投資する方が精神衛生上良いと思っています。
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