カーボン各社のPERは何倍が妥当なのか?

株価を予想するにあたり、EPS X PERで目安を考えている人も多いと思います。

EPSは営業利益を試算すれば、だいたいの精度で予想できる気がするのですが、PERは非常に難しいです。

しかもカーボン各社に関して言えば、妥当なPERが8倍、9倍、10倍と違うだけで株価も20%以上くらい変わってきてしまいます。

ということで、PERについて考察してみます。

1.グラフテックインターナショナルのPER

  • 2018年の通期予想EPSは、2.59ドルとなっていました。コンセンサス予想です。
  • 第1四半期が0.73、第2四半期が0.67で、上期が1.41ドルだったと思います。
  • 下期も上期と同じであれば、2.82ドルになると思っていましたが、2.59ドルと低めでした。
  • 第3、第4四半期は更にEPSが減っていく予想のようです。試しに0.6ずつ減らしていき、0.61と0.55だと仮定すると2.57ですね。右肩下がりのトレンドだと予想されているようです。

いずれにしても、2.59ドルだと現状の株価に対しては、PERが8.1倍ですね。

コンセンサス株価は、25.2ドルでした。この場合は、PERが9.7倍。

但し、2018年ではなく、2019年のコンセンサスEPSが、2.59よりもっと高かったのをどこかで見た記憶があります。3ドルくらいあったような、、。3ドルだとすれば、25.2ドルの株価に対しても、PERは8.4倍です。

やはり、8~8.5倍くらいが妥当なラインかと思いました。

2.東海カーボンのPER

  • PERの前に、EPSがいろいろと揺れています。
  • 2018の会社予想EPSが321円(但し、特別利益含む)
  • 2018年の特別利益の除いたEPSは、確か220円くらい
  • 2018のコンセンサス予想EPSは299円くらい
  • 2019のコンセンサス予想EPSは275円くらい

特別利益は1年だけなので、除外すべき。但し今年は100周年のため特別配当が出ると考えられるので、プラスには働きます。

今後1年の株価で考えると、2019年のEPSを参照すべきと思います。

コンセンサス株価が2640円なので、PERは9.6倍。高いですね、、。これが特別配当が出た場合の最大値でしょう。

黒鉛電極以外の事業拡大のために買収を続けており、その姿勢が好感されたとしても、PERは8.5~9倍で、妥当な株価のレンジは2300~2500円くらいかと思います。

3.昭和電工、日本カーボン、SECカーボン

黒鉛電極は完全に市況によるので、専業メーカーだとPERは8~8.5倍が良いところだと言うのが、グラフテックと東海カーボンを見て思うことです。他の事業がある程度あればそちらのPERはもっと高めだと思うので、加重平均を取るとPER9倍以上もありえるのだと思います。現時点の日本カーボンは、ハイニカロンがあるからこそPERが10倍にも行くのだと思います。

SECカーボンは、もう1つのカソードブロックも市況品なので、8~8.5倍が妥当。

昭和電工も、他の素材も市況品に近いものが多いですが、まだ分散されていることもあり8.5~9倍くらいが妥当なのではないでしょうか?(この辺は完全に、ただの推測です。根拠ありません)

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