ロコンドは月次で受注高を開示していますが、計画と比較してどのくらいの進捗なのか?を決算発表前に確認してみました。
1.受注高の進捗(キャンセル・返品前の数字)
- 3月:10.9億円(EC全体+38%、.jp:+44%)
- 4月:11.7億円(EC全体+38%、.jp:+44%)
- 5月:12.8億円(EC全体+38%、.jp:+47%)
- 6月:11.7億円(EC全体+45%、.jp:+52%)
- 7月:13.3億円(EC全体+46%、.jp:+52%)
- 8月:11.0億円(EC全体+60%、.jp:+69%)
- 9月:13.1億円(EC全体+49%、.jp:+59%)
極めて順調に推移しています。
2.2019年2月期の取扱高ターゲット150億円に対する進捗も見てみました。150億円の内訳は?
- Locondo.jp: 96億円(+40億円: Organic growth: +17億円、CM効果+17億円、マガロ同盟によるマガシーク在庫販売+6億円)
- Locomall: 23億円(下期:+6億円は、マガロ同盟によるマガシーク、d-fashionでの売上増)
- BOEM: 16億円(+6億円は、既存の成長と新規)
- LOCOCHOC: 11億円(前年並み)
- その他: 4億円(+3億円)
3.2019年2月期のQ1の進捗は?
- 合計は30.3億円で計画通り。内訳は以下
- Locondo.jp: 20.2億円(前年比+50%)
- Locomall: 4.6億円(前年比+7%)
- BOEM: 3.0億円(前年比+50%)
- LOCOCHOC: 2.2億円(前年比▲27%)
4.2019年2月期のQ2の進捗は?
- 月次で発表している受注高から推定するに、Q1進捗+1億円弱くらいで、完全に計画通り
- 上期は、受注高の合計が61億円程度で、計画の60億円と完全にon trackです。
5.下期は計画達成できるのか?
- LOCOCHOCはQ1並みとすると8億円になるため、計画比▲3億円
- BOEMは、Q1並みとすると+50%はいくので、15億円で計画比▲1億円。但し、下期はもっと増えると思うのでLOCOCHOCの減少を打ち消すと想定
だとすると、やはりポイントはLocondo.jpとLocomallだが
- Locomallは、前年比+6億円なので達成可能と思われる。下振れしてもせいぜい▲2~3億円
そうすると、全てはLocondo.jp次第。
- 上期は40.5億円程度と思われ、完全に計画通り。
- 下期が56億円必要。うち、+6億円はマガロ同盟なので、靴だけで50億円必要。
- 昨年の下期がちょうど30億円なので、+66%成長が求められている。
- ちなみに上期は+50%成長であるため、やはり下期はLocondo.jpの成長率を上げていく必要。
- 9月が下期の最初の月だが、その実績だと+59%。ただし、これは台風などのネガティブ影響があるようなので、ほぼ計画通りとも見なせる。
今のところ、ほぼ計画通りだが、逆に言うと一切の余裕はなく、毎月の月次の積み重ねが非常に重要となる。
それにしても、計画と実績の差分が今のところ非常に少ないのが脅威的ですね。
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