マーケットは半年先、1年先を要素を株価に織り込むのか?

株価は、半年先、1年先の業績を織り込むというが、カーボン各社に関してはそうとはとても思えない。

理由は前の記事でも書きましたが、4社を比較すると、明らかに2つのグループに分けられる

  • 日本カーボン、東海カーボンは、下期の業績は上期を上回るとしている
  • 一方で、昭和電工、SECカーボンは、下期の業績は上期を下回る数字としている

但し、実態としては高い確率で下期の業績は上期を上回ると思う。理由は、

  • 昭和電工のIRで明確に下期の業績についてはまだ通期には織り込まないと言っている
  • 東海カーボンは、黒鉛電極の価格が四半期ごとに上昇を続けている、というような事を言っている

上記を踏まえると、昭和電工とSECカーボンの通期純利益予想は最低で20%、たぶん30%強上振れする可能性が高く、株価がそれを織り込むのであれば、日本カーボンや東海カーボンのPERと比べて、20~30%ほど高くなっていてしかるべきと思う。

一方実際は、PERは現時点では、むしろ逆の様相を呈している

  • 日本カーボン:10.2
  • 東海カーボン:6.8(但し、特別利益220億円を除くと、実質は10.2くらい)
  • 昭和電工:8.6
  • SECカーボン:9.3

今後、下期が上方修正されれば、昭和電工とSECカーボンはPERが6.5~7倍くらいに再度落ちることになり、結果30%程度は株価が上昇すると思われる。但し、本来はこれは既にマーケットが察知して、株価に織り込みに行っても良いと思うのだが、そうならないのは不思議だなあと思う。

最後に、カーボン各社のPERが低いこと自体は、この先、この好業績が何年続くかわからない、いやむしろ必ず数年程度で業績が戻るはずとマーケットは考えているからと思われる。なのでこの先もPERはせいぜい10~11倍程度で頭打ちと予想している。これ自体は、まさにマーケットはある程度の未来を価格に織り込みにいくという話の実践なのだろう、、。

投資・資産運用に関して興味のある方はこちらの記事もご覧ください。


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