カーボン各社の予想通期営業利益と予想株価の分析(2018年8月時点予想)

カーボン各社の4~6月期の決算が全て出揃いました。黒鉛電極事業はどこも好調、かつ下期も好調なことが間違いないようです。

また、既に7月以降の価格は決まっており、10月以降の価格も8割方決まってきていると思うので、下期の売上は確定。ニードルコークスも同様に半年前くらいに仕入れたものが使われるはずなので、既にコストも確定しており、営業利益も確定しているのが実情だと思います。

一方で、4社では下期の予想の出し方が違います。保守的なところと正直なところ、の差が大きいです。

  • 正直なところは日本カーボンと東海カーボン。これ即ち、この後ほとんど上方修正はありません。実際に4~6月期の決算発表での上方修正も小幅でした。
  • 一方で、保守的なのが昭和電工とSECカーボンです。まだまだ上方修正が見込まれます。

どこが正直と保守的を分けるのか?は、黒鉛電極事業の営業利益予想を見るのが一番です

  • 一番正直なのは東海カーボン: 上期208億円、下期346億円。1.7倍近い伸びです。もう上方修正はほとんどありません
  • 次に正直なのが日本カーボン: 上期56億円、下期74億円。これはまだ1.3倍。あと10%くらい上方修正ありますね
  • 次が昭和電工: 上期583億円、下期597億円。ほとんど横ばい。あと30~40%は黒鉛電極だけで上方修正あります。
  • 最後がSECカーボン: 上期48億円、下期が34億円。むしろ下がると言ってます。たぶん80%くらいの上方修正あります。

日本カーボンとSECカーボンは黒鉛電極事業の数字は開示しておらず、会社の数字を使っていますが、それでも傾向は間違っていないと思います。

上記を踏まえて、個人的に通期の営業利益を予想してみます。

  • 東海カーボン: 会社予想740億円。ここからの上振れは2つの要因があります。
    • SRCの数字はまだ織り込んでいないため。この営業利益が30億円くらい?
    • 為替レートが105円の前提。110円で推移すれば5%の為替利益。売上の50%が海外だった気がするので下期売上1200億円のうちの半分で5%の上振れがあると600億円×5%=30億円
    • ということで、僕の予想は営業利益800億円です。8%の上振れ
  • 日本カーボン: 会社予想130億円。下期の黒鉛電極事業の上振れにより
    • 僕の予想は営業利益145億円。約10%の上振れ
  • 昭和電工: 会社予想1700億円。ここも為替と、黒鉛電極の上振れあります
    • 黒鉛電極の上振れだけで、営業利益200億円以上は上振れると思います。
    • 為替も105円の前提なので、下期売上の半分が5%為替利益になると更に200億円の上振れ
    • ということで、着地予想は2100億円。約23%の上振れ
  • SECカーボン: 会社予想は82億円。ここも為替と黒鉛電極
    • 為替は100円のレートにしているので10%程度上振れますね。
    • 詳細は割愛しますが、営業利益150億円くらい行くと思います。80%の上振れです。

これらを踏まえて、予想株価を再度出してみようと思います。次の記事をご覧ください。

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