現状、カーボン各社の株価、PERは何倍が妥当なのか?

黒鉛電極の価格はまだまだ値上がりを続けています。

2019年の上期も、2018年の第4四半期より更に価格が上がる可能性が高いです。

また2019年以降、数年間に渡り価格が高止まりすることが、昭和電工の新中期経営計画から予測されます。

こんな状況の中、一体カーボン各社のPERはどのくらいの水準が妥当なのか?を考察してみました。

と言っても、たいしたヒントはなく、一番参考になるのはグラフテックインターナショナルのケースです。なぜかと言うと

  • グラフテックは、黒鉛電極の70%を長期固定契約で販売している
  • 具体的には、この先5年に渡り、価格と数量を取引先ごとに固定して販売契約を締結している
  • そのために、今後5年間の売上、営業利益が非常に高い精度で予想できる
  • ということは、株式市場は5年先までの利益見通しを高い精度で織り込んでグラフテックの株価を算出しているはず、という考え方です。

久しぶりにグラフテックの株価を見てみました。とても残念な結果です

  • 株価は、2018年12月14日時点で12ドル以下。ピークから半額です
  • 時価総額が34億ドル=3700億円ちょっと
  • 今年の通期の純利益が900億円ちょっと
  • すなわち、PERはちょうど4倍です、、。

残念ながら、グローバルの株式市場が、黒鉛電極販売ビジネスについてはPERは4倍が妥当だと言っているようです、、。

  • 今までPERが6倍、7倍あったのは黒鉛電極価格がどこまで上がるか?が見えず、その期待値が織り込まれていた、ということでしょうか? だいたい1トン150万円くらいで落ち着きそうだというのがこの数ヶ月で見えてきて、市場は完全に安定した利益を生む、ある意味債権のような位置づけでグラフテックを見ていると思いますが、カーボン各社が安定収益、安定配当の債権のような位置づけで考えられているのかもしれません、、。しかも、それなら本当の債権を買った方がリスクが少なくて良いと考えられているのかも、、。

ちなみに、2018年12月14日時点の、カーボン4社のPERは以下です。

  • 昭和電工: 4.9倍 (但し、上方修正するので、実質は4.3倍くらい)
  • 東海カーボン: 4.1倍 (特別利益を除けば、5.0倍くらいか)
  • 日本カーボン: 6.2倍 (ハイニカロンがPERを押し上げているか?)
  • SECカーボン: 4.0倍 妥当ですね、、。

市況銘柄は難しいですね、、。


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