SECカーボンが決算発表しました。相変わらずの爆益です。
1.第3四半期の結果は?
- 売上105億円
- 営業利益49億円
第1、第2四半期と比べても売上、利益ともに伸びています。
- Q1: 売上78億円、営利35億円
- Q2: 売上92億円、営利38億円
- Q3: 売上105億円、営利49億円
Q2⇒Q3は、ほぼ売上の増加=営業利益の増加となっていますね。
さて、東海カーボンと比較するとわかりますが、Q3での営業利益の伸びが顕著です。理由はたぶん以下です。
- Q3で黒鉛電極の価格が上がったが、ニードルコークスの価格は上がっていない
- まあ正確に言うと黒鉛電極の売値は上がったが、仕入れたニードルコークスは半年前くらいの原価なので、差益が大きくなった。ということかと思います。だとするとQ4は、仕入れたニードルコークスの値段が上がってくれば、差益は減少する可能性もあります。最も、黒鉛電極の価格をQ4は更に上げているので、差益は同じかより良くなる可能性も十分ありますが、、。
2.第4四半期の予想は?
- 黒鉛電極価格は2019年1月から更に上がっているので、営業利益で50億円、通期で170億円ほどではないでしょうか?
- だとすると、10%ほど今の会社予想より高めです。
3.2020年3月期は?
- 第4四半期の営業利益を維持できるとすれば、200億円程度の営業利益の可能性はあります。
- ただ、SECカーボンだけ2020年1月~3月を通期に抱えるので、2020年の黒鉛電極価格次第のところがあり、会社予想は200億円は出してこないかもしれません。180億円くらいで出してくるでしょうか?
- であれば、むしろ株価を下げる方向にマーケットは動きそうです。まあ、今年の5月の発表の時の話ですが、、。
とりあえず、足元は既にストップ高しているので、明日はどうなるでしょうか?
前日ストップ高だと、むしろ▲5%くらい落としてくるかもしれませんね、、。本当にカーボン銘柄の株価は読めません。
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