カーボン4社の株価の最低ラインを資産価値から推定してみる

昨日、日本カーボンを見ていて、おもしろい事に気づいたので分析してみようと思います。簡単に言うと純資産、特にキャッシュと時価総額との関係から株価の最低ラインを見に行く分析です。

1.日本カーボン

  • 今の時価総額が474億円
  • B/Sを見て見ると、だいたい以下の感じです。
    • 現金200億円、売掛金150億円、製品/仕掛品140億円、投資有価証券50億円、固定資産160億円
    • 借入金130億円、買掛金70億円、未払法人税50億円、資本金/剰余金350億円、非支配株主持分60億円

固定資産は時価はもっと低い気がするのと、非支配株主持分を除いて、保守的に見ても300億円ほどは純資産があると思います。

さらに、今年1年で純利益が100億円は積み上がるので、ほぼ確定事項として400億円ほど純資産はあると言ってよいと思います。

だとすると、株価は3400円が底値です。まあ実際は来年以降も黒鉛電極が儲けるのは間違いないので、3500~4000円でもう底値ですよね。

これに加えて、今後成長が期待できるハイニカロン事業を抱えているという感じです。

ハイニカロンが毎年数十億円は利益を稼ぎだすとすれば、数百億円の事業価値はあるので、やっぱり時価総額700億円くらいはあってしかるべきかなと思います。株価で6000円くらいはあるのが妥当な水準かな。

2.SECカーボン

  • 時価総額:394億円
  • B/Sを見ると
    • 現金90億円、売掛金90億円、製品/仕掛品100億円、固定資産80億円、投資有価証券90億円(これは無駄にリスキーですね)
    • 買掛金30億円、未払法人税15億円、繰延税金負債20億円、資本金110億円、利益剰余金220億円、有価証券評価差額金50億円(儲けてますね)

ほとんど負債がないので、250~300億円ほど保守的に見ても純資産があります。また今から1年で純利益100億円は積み上がるので、もうそれで時価総額行きますね。だとすると、株価は今が底値です。

ただ、SECカーボンの場合は、黒鉛電極事業くらいしかないに等しいので、そんなにアップサイドは無いですね。株価10000円~12000円くらいがしばらくは妥当な価格と言えるかもしれません。もちろん、増配したりすれば株価は上がるでしょうが、本質的事業価値から言うと、一旦12000円くらいが妥当かもなあ。

東海カーボンと昭和電工は、そこまで資産価値から割安とは言いにくいです。やっぱり日本カーボンですかね。


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