2019年のカーボン各社の営業利益の水準と株価の考察

もうすぐ2月で、カーボン各社の決算発表が始まります。面白いのは2018年の決算発表ではなく、2019年の予想営業利益とそれに基づくPERだと思います。以下、考察してみたいと思います。

1.日本カーボンについて

  • 2018Q1: 営業利益19億円
  • 2018Q2: 営業利益37億円
  • 2018Q3: 営業利益47億円
  • 2018Q4: 営業利益47億円(予想です)
  • 合計: 営業利益150億円

今の会社予想は、営業利益130億円、純利益85億円、PERは5.7倍。

2019年は、昭和電工によると、黒鉛電極事業は2018年Q4より増収増益なので、保守的に見積っても、2018年Q4の利益の4倍=190億円規模の営業利益にはなると思います。だとすると、純利益=124億円。今のPERは3.9倍まで落ちます。

2.東海カーボンについて

  • 2018Q1: 営業利益128億円
  • 2018Q2: 営業利益164億円
  • 2018Q3: 営業利益228億円
  • 2018Q4: 営業利益228億円(予想です)
  • 合計: 営業利益748億円

今の会社予想は、営業利益750億円、純利益740億円、PERは4.2倍。ですが、純利益に200億円ほど特別利益が乗っているので、それを補正して、純利益540億円と考えると、実質のPERは5.8倍。日本カーボンとほとんど同じPERですね。

2019年は、日本カーボンと同様に考えると、営業利益912億円。純利益は656億円。今のPERは4.7倍。日本カーボンよりは高値が付いています。

3.昭和電工について

  • 2018Q1: 営業利益344億円
  • 2018Q2: 営業利益437億円
  • 2018Q3: 営業利益564億円
  • 2018Q4: 営業利益564億円(予想です)
  • 合計: 営業利益1909億円

今の会社予想は、営業利益1700億円、純利益1150億円、PERは4.5倍。

2019年は、営業利益2260億円。純利益は1528億円。今のPERは3.4倍。非常に割安ですね。ただし、昭和電工は営業利益予想を保守的にしか出してこないです。新中期経営計画を見ると、1年当たりの営業利益を1600億円としているので、1800億円くらいで予想を出してくるのではないでしょうか?だとすると、PERは4.3倍くらいだとマーケットには伝わることになります、、。

4.SECカーボンについて

  • 2018Q1: 営業利益35億円
  • 2018Q2: 営業利益38億円
  • 2018Q3: 営業利益40億円(予想です)
  • 2018Q4: 営業利益40億円(予想です)
  • 合計: 営業利益153億円

今の会社予想は、営業利益153億円、純利益108億円、PERは3.6倍。

2月の決算も第3四半期決算なので、また2019年の予想は出てきません。ただし、2019年も横ばいだと仮定すれば、営業利益は160億円くらいだと思います。すなわち、PERも今のままです。3.6倍なので、十分割安ですが、サプライズはありません。

5.まとめると、

2019年の予想利益ベースでの現状のPERは、

  • 日本カーボン: 3.9倍
  • 東海カーボン: 4.7倍
  • 昭和電工: 3.4倍
  • SECカーボン: 3.6倍

まあ、だいたいどこも3.5~4.0倍になっています。どこも株価は上がる可能性大ですね。ただし、数字の上方修正余地という意味では一番高いのは日本カーボンです。その次が時間はかかるけど、昭和電工。ということで、買うなら日本カーボンが良さそうです。

6.最後に、底値からの戻し度合いを見ておきます。

  • 日本カーボン: 底値3,670円、現状4,385円、戻し+19%
  • 東海カーボン: 底値1,156円、現状1,467円、戻し+27%
  • 昭和電工: 底値3,055円、現状3,570円、戻し+17%
  • SECカーボン: 底値7,860円、現状9,620円、戻し+22%

やはり、日本カーボンか、昭和電工が妥当です。


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