今年1年で、どの銘柄を買うべきか?に対する洞察力はとても高まったと思います。結局のところ、ファンダメンタル分析に因るわけですが、それなりに成功確率を高められてきているような気がします。こちらに、企業分析の記事があります。
ただし、難しいというか既に何度か失敗しているのが、いつその銘柄を買うのか?という点です。
1.バフェットの考える買うタイミング
バフェットは買うタイミングは、純粋に本質的企業価値と、株価の間に十分な割安度合いが発生した時です。たとえば、事業の本質的価値を1株あたり2000円と判断しているときに、株価が30%以上割安、すなわち1400円未満になれば買い、ということになります。そして、買った後に更に株価が下がり続ければ、それは更に割安になったという理解で、喜んで買い増しを続けていくと言う考え方です。
この手法は、かなり長期投資でないと難しいです。なぜかと言うと地合い次第では、1400円から、ずるずると低下を続け、1000円を割るようなことも十分起こるからです。1400円未満で買いを入れて、その後どこまで下がるのか?がわからない場合、どのくらいずつ買い増しを入れていくべきなのか?もわかりません。そもそも、1399円のタイミングでどのくらい買いを入れていくべきなのか?もわかりません。ただ、いくら買おうとも、長く待てば必ず本質的事業価値に収斂していくので、どこかで儲かるのだから気長に待てばよい、という考え方です。
2.オニール・ミネルヴィニの考える最適な買いのタイミング
一方で、オニールやミネルヴィニの考える買いのタイミングは異なります。こちらの方が、より短期志向です。
- まず、資金効率を最大化させたいので、株価が動意付いた直後こそが買うタイミングと考えている
- そうでないと、割安で買っても、その株価が1年も2年も続いてしまえば、資金を眠らせ続けることになるので
では、どうやって適切に動意付いた直後のタイミングを見極めるのか?が彼らのスキルの真骨頂です。
- まず、下降トレンドにある時はダメ。必ず横ばいか上昇トレンドの中で動意付いている時のみ
- 機関投資家の買いが入ったのがわかっているとき
- VCPパターンなど、適切なセットアップが形成されているとき
なんとか、このオニールとミネルヴィニの買いのタイミングを理解して、自分の中で実践できるようになりたいです。
そのためにも、買いのタイミングというテーマで、何度も気付きを整理して、考えを進化させて行きたいと思います。
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